恵方巻きも年々、付加価値を付けるということが盛んに行われるようになっています。中でも、昨今、○○神社や□□寺の御祈祷済みの海苔使用というフレーズが多くなっていますが、恵方巻が縁起物であるだけに、けっこうインパクトがあり、少々お高い恵方巻きを格上げさせて、しかるべき値段にしているような観があります。
グッチとかアルマーニがバレンタインチョコレートを売れば、販売元の知名度そのものが付加価値でありプレミアムですが、恵方巻きの場合は、商品そのものでの勝負ということになるのでしょう。
イオンのドラえもんえほうまきの場合、願いを叶えてくれるドラえもんというキャラクターの使用そのものが付加価値であり、加えて「ドラえもん恵方巻ロール」が同時にリリースされている点も、子供にとっては大きな付加価値であると思います。
恵方巻きに限らず、食品に少しでも付加価値を付けようという宣伝は、使われる食材の鮮度・安全性について、どこも必ず述べていることなので、消費者としてはあまり付加価値と感じないところでしょう。
そんな中、セキュリティ企業のセコムが「セコムの食」というブランドを立ち上げて、安全・安心の食材を販売しています。そして、この「セコムの食」で2014年恵方巻を販売しているのです。さすがセコムに食の安全・安心を囁かれると信頼してしまいそうで、これは、食材のアピールで付加価値を感じさせる成功例ではないかと思います。
スーパーせんどう（千葉地元）の恵方巻きはご祈祷済みの海苔を使用
このほど、2014年の2月1日から3日にかけて、筆者地元の人気のスーパーマーケット「スーパーせんどう」が恵方巻の特売をするのですが、もうこれは売り切れ必至。昨年にあやかり、早めに購入をと決意しているところです。
ここ「スーパーせんどう」でも、今年は地元神社の「御祈祷」済みの海苔使用の恵方巻をアピールしていました。
千葉県産のこしひかりを使い、千葉県産の新鮮な海苔に御祈祷して作り上げた地元の恵方巻きです。地元発で地産地消。こんな凄い庶民のプレミアム（付加価値）は無いのではないかと思っています。
ちなみに海苔に御祈祷してくれるのは地元の飯香岡八幡宮というところです。
