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障害者の家族の心理に関する初任者研修修了試験|筆記・練習・模擬問題

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障害の理解 カリキュラムから、障害者の家族の心理に関する介護職員初任者研修修了試験の模擬問題と正解(解答)、及び、補足事項を記しています。

障害者の家族の心理に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 障害者やその家族を支援することは、本人の教育・福祉・医療の各側面において大きな意義がある。
  2. 親が子どもの障害を受け止めることは容易ではなく、罪悪感を抱くことも少なくない。
  3. 先天性の障害をもつ子どもの親の心理的反応示すものに、「ショック」「否認」「悲しみと怒り」「適応」「再起」の5つの心理状態が重なりながら変化していくとする「段階説」がある。
  4. 親が子どもの障害を受容する過程で、支援者にその負の感情が向けられることもある。
  5. 段階説の「ショック」から「否認」の過程においては、障害のある子の存在が親のストレスとなるばかりでなく、親の人間的成長を促すこともある。

正解:5

『段階説の「ショック」から「否認」の過程においては、障害のある子の存在が親のストレスとなるばかりでなく、親の人間的成長を促すこともある』は適切でない。段階説の「適応」から「再起」の過程においては、障害のある子の存在が親のストレスとなるばかりでなく、親の人間的成長を促すこともある。

障害者の家族の心理に関する模擬問題の【適切】なものの補足

  • 「障害者やその家族を支援することは、本人の教育・福祉・医療の各側面において大きな意義がある」は適切である。障害者本人はもとより、その家族を含め支援することが重要である。
  • 「親が子どもの障害を受け止めることは容易ではなく、罪悪感を抱くことも少なくない」は適切である。子育てのストレスや周囲からのプレッシャーに悩み閉じこもりがちになって、支援のない環境で子育てを強いられることもある。
  • 『先天性の障害をもつ子どもの親の心理的反応示すものに、「ショック」「否認」「悲しみと怒り」「適応」「再起」の5つの心理状態が重なりながら変化していくとする「段階説」がある』は適切である。ドローターらが説いた「段階説」は、障害受容の過程を説明するのに用いられる。
  • 「親が子どもの障害を受容する過程で、支援者にその負の感情が向けられることもある」は適切である。支援者に負の感情が向けられることもあるが、一過性のものであることが多い。

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