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介護職員のこころの健康管理に関する初任者研修修了試験|筆記・練習・模擬問題

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介護の基本カリキュラムから、介護職員のこころの健康管理に関する介護職員初任者研修修了試験の模擬問題と正解(解答)、及び、補足事項を記しています。

介護職員のこころの健康管理に関する次の記述のうち、正しくないものを一つ選びなさい。

  1. 仕事や仕事外におけるストレッサーが原因で、抑うつなどの精神神経症状だけではなく、生活習慣病が生じることがある。
  2. ストレッサーがあっても、個人要因や緩衝要因によって、ストレス反応の起こり方は大きく異なる。
  3. メンタルヘルスケアにおいては、個人のプライバシーヘ配慮が必要であるが、家庭や個人生活など職場以外の問題にも留意する必要がある。
  4. 事業者は、「こころの健康づくり計画」を策定し、抑うつなどの精神神経症状が見られる職員に対して、4つのケアを行わなければならない。
  5. メンタルヘルスケアの4つのケアとは、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフなどによるケア、事業場外資源によるケアである。

正解:4

『事業者は、「こころの健康づくり計画」を策定し、抑うつなどの精神神経症状が見られる職員に対して、4つのケアを行わなければならない』は誤り。4つのケアは全職員が対象となる。抑うつ症状が見られる職員のみが対象になるわけではない。

介護職員のこころの健康管理に関する問題の正しいものへの補足

  • 「仕事や仕事外におけるストレッサーが原因で、抑うつなどの精神神経症状だけではなく、生活習慣病が生じることがある」は正しい。ストレッサーによる、喫煙、飲酒、睡眠不足などの生活習慣の乱れから、生活習慣病になることもある。
  • 「ストレッサーがあっても、個人要因や緩衝要因によって、ストレス反応の起こり方は大きく異なる」は正しい。緩衝要因はストレス反応のレベルに大きく影響を与えるため、職場環境を快適にすることも重要である。
  • メンタルヘルスケアにおいては、個人のプライバシーヘ配慮が必要であるが、家庭や個人生活など職場以外の問題にも留意する必要がある」は正しい。事業者は、(1)こころの健康問題の特性、(2)個人のプライバシーヘの配慮、(3)人事労務管理との関係、(4)家庭、個人生活などの職場以外の問題にも留意する必要がある。
  • メンタルヘルスケアの4つのケアとは、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフなどによるケア、事業場外資源によるケアである」は正しい。4つのケアからわかるように、職場におけるこころの健康管理は、個人の問題としてではなく、職場全体の問題として取り組むことが求められている。

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