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安全宣言と工場

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安全宣言を表明する工場といっても、様々な工場があります。どんな工場ごとに?といった分類をすればキリがありませんが、安全宣言という主旨にのっとって考えれば、『食品を作る工場』と『そうでない工場(食品以外のものを作る工場)』の、おおきく二つに分けることができましょう。

工場の安全宣言は安全衛生と品質のアピール

食品を作る工場における「安全宣言」は、取り扱う食品の「安全衛生」について、安心・安全を約束するものが「表明」されます。また、この表明は、商品に対する「品質のアピール」にも通じる重要な事柄となります。

食品以外のモノ作りを行う工場にも様々ありますが、詰まる所、工場で作った製品なり部品を使用する方で、安心・安全に勝手よく使用できるモノを提供します、という「安全宣言」となります。こちらの安全宣言も、食品工場と同じく、「品質のアピール」ということに通じていきます。

製造業における工場の位置づけは、その中核となるものであることは言うまでもありません。すなわち、工場における安全宣言とは、その企業体全体の安全宣言とも言えるわけです。

おいしいカレーを製造する「株式会社デリー」では、製造工程の画像と説明をもって、自らの工場の安全宣言としています。

株式会社デリー・工場からの安全宣言
http://www.delhi.co.jp/about/safety.aspx

出光興産株式会社では、主たる行事の度に部課長クラスによる「安全宣言」がなされていますが、公表されてはおらず、以下、「安全への取り組み」として公表されている内容が、会社の安全宣言に通じるものとなっています。

出光興産株式会社の安全への取り組み
http://www.idemitsu.co.jp/factory/safety/index.html

食品工場以外の分野の工場・製造業における「安全宣言」の露出は極め少ないものとなっています。大事故を起こし、その収拾が済んだ後に「安全になりました」と宣言する傾向にあります。そこそこの企業では必ず、安全大会を開催して「安全宣言」を表明しているはずであり、これをもっと公表しても良いのではないかと思います。

食品工場とそれ以外の工場であっても、同じく「従業員」によって稼動しているわけで、労働安全衛生という側面を見逃すわけにはいきません。

安全な労働環境作りは企業体としての取り組みと共に、従業員個々の努力の反映も求められます。故に、労働安全衛生に対する「安全宣言」も重要視すべきであることは言うまでもありません。

毎年の10月の初日から一週間が「全国労働衛生週間です。これに併せて各企業も労働衛生週間の取り組みを行います。その際、企業独自の活動主旨の発表や標語やスローガンの応募を行いますが、それらの中に、労働安全衛生に対する「安全宣言」に通じるものが見受けられます。