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睡眠に関する初任者研修修了試験|筆記・練習・模擬問題

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こころとからだのしくみと生活支援技術のカリキュラムから、睡眠に関する介護職員初任者研修修了試験の模擬問題(練習問題)と正解(解答)、及び、補足事項を記しています。

睡眠に関する次の記述のうち、正しくないものを一つ選びなさい。

  1. 体内時計は、日光や温度などの情報によって変化し、毎日リセットされます。
  2. からだが休息状態でありながら、脳が覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをレム睡眠という。
  3. 入眠障害は、眠りに落ちることができても、夜中にたびたび目が覚めてしまい、すぐにまた眠りに戻れない状態をいう。
  4. 入眠儀式の目的は、いくつかの行動によって反射的かつ無意識に脳へ睡眠のイメージを伝え、スムーズな入眠につなげることである。
  5. 寝る直前まで部屋の照明をめいっぱいつけていると、スムーズに寝つくことができない。

正解:3

入眠障害は、眠りに落ちることができても、夜中にたびたび目が覚めてしまい、すぐにまた眠りに戻れない状態をいう」というのは正しくないので、正解。これは、中途覚醒のことを言っている。入眠障害とは、寝つきが悪いという状態で、不眠を訴える人の多くはこのタイプである。原因として、体内時計のくずれ、就寝時点の体温の上昇、心配事がある、強いストレスを感じているなどが挙げられる。

睡眠に関する模擬問題の【正しい】ものの補足

  • 「体内時計は、日光や温度などの情報によって変化し、毎日リセットされます」というのは正しい。生物は、約24時間の活動と休息のリズムをもっている。
  • 「からだが休息状態でありながら、脳が覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをレム睡眠という」というのは正しい。レム睡眠時には、眼球が活発に動くことがあり、この特徴的な速い眼球の動き(Rapid Eye Movements)の頭文字をとって、REM(レム)睡眠という。
  • 「入眠儀式の目的は、いくつかの行動によって反射的かつ無意識に脳へ睡眠のイメージを伝え、スムーズな入眠につなげることである」というのは正しい。
  • 「寝る直前まで部屋の照明をめいっぱいつけていると、スムーズに寝つくことができない」というのは正しい。睡眠作用のあるメラトニンは周囲が暗くなることにより分泌されるが、明るいことによりメラトニンの分泌が妨げられ、寝つきが悪くなる。

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