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職場の安全宣言の例文

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職場の安全宣言には、どのようなものがふさわしいのでしょう。

たとえば水谷工業(愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字尼ヶ根34-22)というところでは、平成25年度の安全宣言として、工事部のスタッフ一人一人の、安全に対する思いが「安全宣言」として公開されています。曰く『安全に対して高く意識を持って行動』『高所作業では安全帯を使用』などの短文の安全宣言です。

安全宣言として公表されるものの多くには、長文の仰々しいものがありますが、このように標語並みに短くとも、宣言の核心が明瞭かつ具体的で、こちらのほうが良いように思います。

さて、安全な作業状況とは反対に、危険を身近に感じる思わぬ瞬間というものがあります。

これを工場や建設業などの職場では、『ヒヤリハット』と言っています。ヒヤリとした瞬間!ハッとした瞬間!ということです。そして、どのようなケースでヒヤリハットが起きたかをすくい上げて、今後の安全作業に役立てようとするものです。

▼目次

 

ヒヤリハットと職場の安全宣言

職場におけるヒヤリハットの中身は具体的にどのようなケースが見られるのでしょう。

中でも多い事例が第一に『墜落・転落』によるもの。次に『落下・飛来』によるもの。続いて『転倒』というような頻度になっているようです。

危険物の近くでの作業や重量物の取り扱いには、自然と注意への意識が働きますが、「墜落・転落」などについては、いつもの場所で思わず・・というケースが多くなっているようです。

わかりやすい例としては、いつもの階段の昇り降りが挙げられます。特に荷物を抱えて足元が見えない場合に、階段の踏み外しが良く起こります。また、使い慣れた脚立からの踏み外し落下や、トラックの荷物上からの踏み外し転倒・転落がそれです。

ヒヤリハットはこのようなことにもう少しでなりそうになった・・という事例を言っています。

翻って、これらヒヤリハットの事例に見る危険なことは絶対回避したいという思いこそ、一人一人の職場の安全宣言に相応しいものと思えてなりません。

私の安全宣言:『私はいついかなる作業でも、足元の危険を必ず確認します』

        このような感じの安全宣言であれば、これから派生させて、文章にもできますし、標語やスローガンにも変えることができると思いますがいかがでしょう。

スタッフの安全宣言(水谷工業)

都知事による豊洲移転の安全宣言

職場の安全宣言は「事故の無い職場や社会の実現を誓って表明する」ものと言えますが、もう一つの安全宣言に「住民の生活の健全性を損なう恐れのある状況から脱した時、その安全性を国や地方自治体が発表する」という種類の安全宣言があります。

このほど、東京都の小池知事が豊洲移転の基本方針を発表し、その折、移転に際しての「安全宣言」を検討するとのことでした。

関連記事:安全宣言の意味|豊洲移転の安全宣言と小池都知事

私の安全宣言と私の安全行動宣言

ここ数年、「私の安全宣言」という言葉を各所で見受けるようになりました。また、最近では、「安全行動宣言」という言葉も目にする機械が増えました。

「私の安全宣言」というと、自主的な自分自身から発した宣言であり、また、「安全行動宣言」というと、行動という具体性のある宣言、ということになります。

東京労働局によると、官民一体の「第12次労働災害防止計画」推進の一環として、「私の安全宣言」を広く募集しているとの。平成25年度からの5カ年計画で進められて来ているので、こういった取り組みが企業に浸透していった結果であると思われます。

「Safe Work TOKYO」をキャッチフレーズとするこの取り組みについては、2016年度の表彰が行われ、そこで、「優秀作品の選考結果や受賞者・受賞作品一覧」を見ることができます。「私の安全宣言」を作る際に参考になると思います。

2016年度⇒ 「私の安全宣言コンクール Safe Work TOKYO 2016」の表彰

2017年度⇒ 「私の安全宣言コンクール Safe Work TOKYO 2017」の表彰

2018年度⇒ 「私の安全宣言」を募集します「私の安全宣言コンクールSafe Work TOKYO 2018」

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