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安全対話のネタについて

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「安全対話(あんぜんたいわ)」とは、社長以下、事業部門責任者のいわゆる上司が、定期的に、現場の従業員と、安全をテーマに、コミュニケーションを図る取り組みです。 住友理工グループを例に取ると、安全活動の取り組みに際し、概ね以下の活動を掲げて取り組んでいます。

  • 異常発生時の「作業を止める」「上司を呼ぶ」「上司を待つ」の遵守。
  • 管理監督者による声掛けと従業員からの意見の吸い上げ。
  • 快適職場づくりに向けて管理者の職場巡回による安全対話と危険抽出。
  • 設備安全基準への適合による安全化。

参照:安全衛生の取り組み・住友理工株式会社

 

快適な職場作りへ向けた重要な対話。それが、「安全対話」の位置づけです。 安全対話を従業員の立場から捉えると、かなり上の上司、時には社長を相手にする対話であることから、緊張するシーンと言えます。 そして、安全対話を前に、対話の「ネタ」を準備しておくを迫られます。 いわゆる、『安全対話のネタ』です。 それはまた、定期的に訪れる朝礼当番がスピーチに際して「朝礼ネタ」を準備することと良く似ています。

安全対話のネタはどんなものを用意したら良いか

企業や業種によっても異なりますが、「安全対話のネタ」といっても、朝礼のような人前でのスピーチと違い、「安全対話」の持つ意味の中には、『上司の声がけ』という側面があり、これによって、従業員一人一人の安全活動への意識が高まるという効果が期待されています。 なので、「ヒヤリハット」を日頃から意識して、心に留めておくようにすれば、それはかなりの【安全対話のネタ】となるでしょう。

こちら⇒ ヒヤリハット報告書の書き方|書式と事例集及び安全活動対策

また、そういった「災害ゼロ」「安全対策」の姿勢は、上司からも評価の対象となるのではないでしょうか。

様々な安全対話

労働の現場で「安全対話」と称するものは、1対1での対話に限りません。 安全朝礼の場に、決められた担当者が登場して、安全に関して「私はこう思う」と述べる「行事」を安全対話としているケースもあります。

【安全文化を創る】⑨安全対話 |安全スタッフ連載記事|労働新聞社

 

下記のページでは、小会合での対話に「安全対話」を取り入れています。

「安全プロジェクト」活動状況

 

笹川平和財団では、事業の名称に「安全対話」が使われています。 

日中海上航行安全対話 - 事業紹介 | 笹川平和財団

 

社内の定期的な話し合いは職場の安全性を向上するための鍵となります。この安全対話は、安全に関して率直かつ建設的な話し合いを促進することを目的としており、全てのレベルの管理職で対等に話し合われ、同僚間でも実施されています。話し合いを記録することで安全性の課題を特定し、それを取り除くことにつなげています。
安全第一で働きましょう! ? LANXESS Webmagazineより引用。