info

お役立ち情報のご案内。

恵方巻き 7種類の具材と七福神

スポンサーリンク

恵方巻きに使う、のり巻きの中の具材は7種類と言われています。この7種類という数字はどこからきているのかと言うと、【七福神(しちふくじん)】に由来すると言われています。

七福神とは、七つの神様の総称で七福神を参拝すると7つの災難が除かれて、七つの幸福を授かると言われています。

ちなみに七つの神様とは、①大黒天(だいこくてん)、②毘沙門天(びしゃもんてん)、③恵比寿天(えびすてん)、④寿老人(じゅろうじん)、⑤福禄寿(ふくろくじゅ)、⑥弁財天(べんざいてん)、⑦布袋尊(ほていそん)となります。良く「宝船」乗った神様の絵がありますが、あの神様たちです。

この七福神にあやかり、例えば、「キュウリ・しいたけ・玉子焼き・うなぎ・でんぶ・かんぴょう・えび」などの7種類の具材をのりで巻くわけですが、こうすることにより、【7品巻いて生活に幸せを巻き込む】ということだそうです。

七福神の信仰自体は室町時代まで遡るといわれますが、恵方巻きとのかかわりは定かではなく、恵方巻きの風習の成立自体も詳細は定かではありません。

とにかく良いもの・縁起の良いものに「あやかる」という庶民の気持ちが風土となってこのようになったものと思われます・・。

神仏への信仰についても、「~といわれている」というのみで、出典(文書の裏付け)の定かでないものは多くあります。

7種類の具材にこだわらない恵方巻きの現状

家で恵方巻きをお作りになる方は7種類の具材にこだわっておられるようですが、大手コンビニ等がリリースする恵方巻きはその限りではありません。

例えば、サークルKサンクスの「海鮮恵方巻」の場合、「トラウトサーモン・味付まぐろ・海老・カラフトシシャモ卵・カニマヨ・玉子焼・きゅうり」とピッタリ7品目です。

ところが、イオンの「ドラえもんえほうまき」の場合、「どらやきの皮・ツナ・サーモン・えびマヨ・玉子・いくら・きゅうり・グリーンリーフ・かに風味かまぼこ・鈴型玉子」と10品目。であり、同じくイオンの恵方巻に【12品目の開運恵方巻】という名称の商品があります。また、【まるかぶり太巻ハーフセット】に至っては、4本セットそれぞれの具材の数はまちまちで7種類未満のものも存在します。

七福神をあがめるのであれば、7品目にこだわるべきと思うのですが、その限りではありません。

恵方巻に使われる海苔が、○○神社御祈祷済みであるアピールされるようになりましたが、それで良いのか?

信仰の対象が曖昧であることは宜しくないのでは?と思うのですが・・どんなものなのでしょうか。