恵方巻きを食べる、というイベントは幸運を呼ぶと言われる慣わしで、時を言えば、節分の夜ですが、もう一つ、食べる時に向く「方位」も大切かつ肝心です。
なぜ食べる時に向く方位が大切なのでしょう。
恵方巻きを食べる時に向く方向を「恵方(えほう)」といい、その方向に、その年の福徳を司る【歳徳神(としとくじん)】が居るとされます。
そしてこの歳徳神は毎年居場所を変えます。故に年ごとに、歳徳神の居る方位、すなわち「恵方」を見極めて、そちらを向いて食べることが重要なのです。
で、2014年の恵方はどちらの方向(方位)なのでしょう。
結論から言えば、2014年(平成26年)は【東北東のやや右方向】を向いて恵方巻を食べていただく、とうことになります。
恵方巻を食べる時の方位・方角について
この方位の決定にはルールがあって、日本の陰陽五行説と中国の十干という考え方が融合したサイクルにしたがって、24方位表によって決められます。
細かく説明すると煩雑なので、以下に極めて簡単に説明してみます。
ご存知の干支(えと)の十二支(じゅうにし)には
子⇒丑⇒寅⇒卯⇒辰⇒巳⇒午⇒未⇒申⇒酉⇒戌⇒亥
の12種類があります。
また、十干(じっかん)という10種類の分類があり、
甲⇒乙⇒丙⇒丁⇒戊⇒己⇒庚⇒辛⇒壬⇒癸
となっています。
十二支も十干も共に、方位を指す場合と時間を指す場合があります。
恵方は「十干」によって決まります。
十干の時の刻みは、2013年は癸(みずのと)で2014年は甲(きのえ)です。これを「24方位表」にあてはめて方位を見ます。
2014年の場合は「24方位表」の【甲】の方位が「恵方」になり、その甲の方位は「東北東のやや右方向」ということになります。
以上、西暦2014年(平成26年)の恵方は、「東北東のやや右方向」ということになります。
■ここに24方位表■
恵方(方位)のみについて以下に詳しく説明されています。
恵方とはどのように決まるのですか。何か法則があるのでしょうか。
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